【G-STAR 2024】「韓国最大のゲームショウ」を一挙振り返り!知っているようで知らなかった「海の向こう側のゲーム世界」はどうなっている? | GameBusiness.jp

【G-STAR 2024】「韓国最大のゲームショウ」を一挙振り返り!知っているようで知らなかった「海の向こう側のゲーム世界」はどうなっている?

「試遊用PC」の台数は圧巻。

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11月14日から17日にかけて韓国・釜山にて開催された大規模ゲームイベント「G-STAR 2024」。今回の記事では、14日から3日間にわたって現地を取材してきた筆者が、その盛り上がりを全体レポートとしてお届けします。

20周年を迎える韓国最大のゲームショウ「G-STAR」


「G-STAR」は今年で20周年を迎える韓国最大のゲームショウです。「BEXCO」という釜山の海沿いにある巨大なホールにて開催されました。会場は釜山駅から離れていますが、周辺には「海雲台(ヘウンデ)」というビーチリゾートがあるなど、栄えた街並みが広がっています。

また、「G-STAR」はBtoC向けのブースのみならず、BtoB用のブース、グローバルゲームカンファレンス「G-CON 2024」用のホールなども設けられており、「G-CON 2024」では『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』の統括プロデューサーを務めるキム・ヨンハ氏や、日本からはコーエーテクモゲームスの襟川陽一(シブサワ・コウ)氏らが登壇していました。

さて、一度会場に入るとずらりと並ぶ巨大ブース。ブース数こそは東京ゲームショウの方が多いものの、ブース一つ一つの規模感やそこに置かれている試遊用PCの数には圧倒されます

入場してすぐ見えたのは、建築物としても圧巻の「Nexon」ブースの巨大アーチ。「G-STAR 2024」のメインスポンサーを務めるNexonは、日本でも馴染み深い『アラド戦記』のIPを活用した新規タイトルや、オリジナルの新規タイトル『SUPERVIVE』などを出展していました。ブースは中身もぎっしり充実した内容となっており、個別に記事化もしていますので、合わせてご覧ください。



次に見えるのは「KRAFTON」ブース。『PUBG』の発売などで知られる本会社は、同作の知見を活かした『Project ARC』やライフシム『inZOI』など出展。特徴的なゲームが集まった本ブースも個別にレポートしているので、合わせてご覧ください。



続いて「Lionheart Studio」ブース。韓国にて大ヒットを誇るオンラインRPG『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』という作品にて知られる会社ですが、そこで展示されていたのは『PROJECT S』『PROJECT Q』『PROJECT C』『VALHALLA SURVIVAL』という秘密結社のようなタイトルの面々。謎に満ちたブースに足を踏み込んでみましょう。

『PROJECT S』は現在開発中のポストアポカリプスが舞台のルートシューターゲーム。本作の宇宙文明の侵略によって、崩れかけた世界が表現されたブースとなっています。

現在制作中の『PROJECT Q』は北欧神話をベースとしたAAA級のMMORPG。3DスキャンやモーションキャプチャーなどのLionheart Studioの技術力を活かした作品とのことで、本作をモチーフにしたブースは金色に輝く没入型メディアアートとなっています。円形のオブジェクトの意味は何なのか、荘厳かつ謎に包まれた空間となっていました。

『PROJECT C』は、特別な能力や個性を持った美少女キャラクターを育成して交流を楽しめるゲームで、こちらも現在開発が進行中。披露されていたトレイラーからはなんと日本語音声が聴こえてきました。コンセプトカフェのような外観の中でコスプレイヤーと簡単なカードゲームができるブースで、なんだか日本に帰ってきたかのような気分でした。

最後に『VALHALLA SURVIVAL』を試遊。本作はスマートフォン向けのローグライク弾幕シューティングRPG。攻撃はほとんど自動で行われ、指一本でキャラクターを移動するだけの非常にカジュアルなゲームプレイでした。相手の攻撃を避けて戦うことが中心ですが、最初のボス戦までプレイした限りでは、フィールド上に障害物はなく自由度の高さも感じられる作品となっていました。

他にも韓国の代表的なゲーム企業が一挙に登場。『ラグナロクオンライン』の開発・運営で知られる「GRAVITY」のブースでは、同IPの新作MMORPG『ラグナロク3』モバイル版をプレイアブル出展していました。

大手エンタメ企業「HYBE」は、「HYBE IM」としてゲーム事業にも本格的に参画。ブースではMMORPG『Architect: Land of Exiles』という作品が出展されていました。「Netmarble」のブースでは『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズ初となるオープンワールドRPG『Game of Thrones Kings Road』の試遊を楽しむゲーマー達で賑わっていました。

また『黒い砂漠』の開発で知られる「Pearl Abyss」のブースでは、新作オープンワールドアクションアドベンチャーゲーム『紅の砂漠』がプレイアブル出展。試遊レポートも掲載中ですので、あわせてチェックしてみてください。



感じたのは日本とのゲームイベント文化の違い

今回「G-STAR 2024」を3日間にわたって取材して感じたのは「日本とのゲームイベント文化の違い」です。ブースの方針からも、日韓のゲーマーが求めるものが大きく異なることが伝わりました。

日本は写真を撮るための「映えスポット」にも行列が多くできる印象がありましたが、韓国のゲーマーはとにかく「試遊」が第一。ゲーム・オブ・スローンズの「鉄の玉座」のようなフォトスポットも多少用意されてはいたものの、自分が見た限りでは並んでいる人数も比較的まばら。一方で試遊待機列はどこも大混雑で、座り込んででも待機して、ブースに何百台と並べられたPCでのプレイを楽しみにするゲーマーの姿が至る所で見られました。

加えて「韓国はPCゲームが人気」という印象がより深まりました。キーボード+マウス操作でプレイするゲームの割合は日本国内のイベントと比べるとかなり高く、コンソールゲームの出展が多い日本のイベントとの文化的違いをここでも感じました。

また『ブルーアーカイブ』をはじめとするソシャゲキャラクターのコスプレイヤーや、『レインボーシックス シージ』などシューター系のコスプレイヤーの姿も多数。『FF7』の「ティファ」や「エアリス」など、JRPGのキャラクターのコスプレをする人々も多くいたのですが、自分が確認した限りでは日本と比較すると「韓国のコスプレ文化はやはり“ソシャゲ”と“ミリタリー”が強い」といった印象も受けました。


「G-STAR」は、今後さらに国際的なイベントへと発展を遂げていくでしょう。韓国の大手ゲーム企業がズラリと並ぶ今回のイベントで様々なゲームを遊び、人々と関わった経験は、「ゲームイベントであれば、日本とそんなに変わらないだろう」と考えていた筆者にカルチャーショックを与え、「海の向こうのお隣・韓国の知っているようで知らなかったゲーム文化」を充分に教えてくれるものでした。

提供: Nexon


《ゆん@Game*Spark》

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