Web3業界の人材育成を目的とした「一般社団法人Web3人材マネジメント協会」が設立されました。同協会は、Web3業界の成長に対して、人材が不足しているという課題に対処すべく立ち上げられた組織です。Web3エコシステムの成長を支える人材育成を目的とした取り組みを推進する予定です。
Web3人材マネジメント協会では、教育プログラムおよび初心者から上級者までを対象とした認定資格プログラムの開発を進めています。基礎理論や実務演習、最新技術のトレンドを含む幅広い内容を提供する計画です。現在は、Web3エンジニア養成プログラムの作成に着手しており、学生web3連合のPolarisプロジェクトと連携しながら進めています。
また、最新の技術や実務に活かせるスキルを共有する定期的な勉強会を、オンラインとオフラインで開催。特定の領域や業界に特化した分科会も設置し、専門家や実務者が集まり、議論や共同研究を推進します。様々な企業や協会との協力を通じて、コンテンツの作成に注力し、2025年以降には書籍の販売も行う予定です。
本協会は、Web3業界での豊富な経験を持つ専門家によって運営されます。代表理事には、GUILD株式会社の小宮渉氏が就任しました。理事として、株式会社WAVEEの早川裕太氏、CryptoGames株式会社の小澤孝太氏、株式会社Pacific Metaの岩崎翔太氏、ピーキー株式会社の吉田将人氏、一般社団法人学生web3連合の渋谷竜響氏、Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.の山田耕三氏の6名が名を連ねています。
法人会員として、株式会社CAICA DIGITALやCryptoGames株式会社、株式会社NTT Digitalなど、Web3業界をリードする企業が参画。また、東大Web3コミュニティや慶應生成AI/web3コミュニティなど、学生団体もコミュニティ会員として加わっています。
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小宮代表理事は「Web3業界の発展には、技術と人材の両面での成長が不可欠です。当協会は、業界全体で連携しながら、次世代を担う人材の育成に取り組んでいきます」とコメントしています。Web3人材マネジメント協会の設立により、各組織の強みを掛け合わせ、業界全体で人材育成に取り組む体制が整いました。今後の活動を通じて、Web3業界の発展と人材不足の解消を実現することが期待されます。