Steamの2021年の独占禁止法訴訟は大規模な集団訴訟へ発展―すべてのSteam上開発者が自ずとValveを訴えることに | GameBusiness.jp

Steamの2021年の独占禁止法訴訟は大規模な集団訴訟へ発展―すべてのSteam上開発者が自ずとValveを訴えることに

そもそもの訴訟は、2021年4月に始まります。

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Steamの2021年の独占禁止法訴訟は大規模な集団訴訟へ発展―すべてのSteam上開発者が自ずとValveを訴えることに
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Wolfire GamesとDark Catt Studiosにより起こされたSteamに対する反トラスト訴訟が「集団訴訟」として認定されたことがわかりました。

2021年4月にアメリカにて訴訟が起こされる

元ゲームデザイナーであり、現在はコンサルティング会社GameDiscoverの代表を務めるSimon Carless氏が、Xでワシントン州西部地区連邦地方裁判所での判決内容を公開。これによれば、2017年1月28日以降、Steamプラットフォームで「ゲームの販売・使用」に関連して、Valveまたは代理人を通じて手数料を支払った「すべての個人・団体」が対象となるとしています。

なお、すべての個人・団体とはされているものの、個人または団体が米国およびその領土に拠点を置いていた場合、ゲームが期間中に米国を拠点とする消費者によって購入または取得された場合との条件が付記されています。

そもそもの訴訟は、2021年4月にワシントン州西部地区連邦地方裁判所にてWolfire GamesがSteamにおけるポリシーに対してValveに対して起こしたもの。Valveが不当に高いストア手数料をメーカー側に課しており、またEpic Game StoreやGOGでゲームをSteamよりも安く販売できない状況を反トラスト法および不正競争防止法に違反しているとして訴えていました。



2021年11月にこの訴えは棄却。しかし条件付きで「Wolfire Gamesが30日以内に再訴訟を起こすことができる」という条項が盛り込まれていました。その後、2022年5月に再び反トラスト訴訟が続行される判決が下されています。





今回の判決では、Wolfire GamesとDark Catt Studiosが集団代表に任命されることに。この2社が勝訴すれば、この条件に該当するすべての人が和解金を獲得することになるとされています。

反トラスト訴訟に勝訴したわけではありませんが、大きく進展したことになります。






《H.Laameche@Game*Spark》

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