マイクロソフトのゲーム部門トップであるフィル・スペンサー氏が、今後のXbox主催ショーケース(新作発表会)において、他機種での発売情報をオープンにする方針を明かしました。海外メディア・Xbox Eraの取材で語っています。
PS5版の発売情報もオープンに…その理由とは
Xbox Eraは、先日開催されたDeveloper_Direct 2025におけるプラットフォームの表記に、ライバル機であるPS5を表記することを避けなかったことについてフィル・スペンサー氏に尋ねました。
同氏の回答では、ゲームがどこで遊べるかについて透明性を保ちたいと思っているとのこと。Xbox Game Studiosが提供するものすべてにおいてXboxコミュニティを体験できるようにしたいと話し、コンソール機種としてのXboxのみにこだわらない近年の方針を踏まえた考えを明らかにしました。
通常、SIEのState of Playや任天堂のNintendo Directなどプラットフォームホルダーが主催するゲームショーケースでは、マルチプラットフォームのゲームでも他機種版の有無は明かされず、その後(早ければ数時間内、遅ければ翌日などに)パブリッシャーが出すトレイラーやプレスリリース、SNSの投稿などで明らかになる場合がほとんどです。
しかし、1月に開催されたDeveloper_Direct 2025ではXbox Game Studios発売の『DOOM: The Dark Ages』『NINJA GAIDEN 4』の2作品に加え、Kepler Interacrtive(サードパーティ)発売の『Clair Obscur: Expedition 33』においても「PS5」の表記がありました。

マルチプラットフォームでの発売が基本となっている現代においては、この方針によってユーザーがわかりやすくなるだけでなく、映像を作るゲームパブリッシャー側としても個別の映像のバージョンを用意しなくていいのは楽かもしれませんね。