Graham医師が目を向けているのは、クラックコカインより中毒性が高いと報じられたこともあるBlizzardのファンタジーMMORPG World of Warcraft。一日に16時間もバーチャル世界に浸る若者を現実世界で助けるのは困難だと考えたGraham医師は、セラピストをオンラインゲーム上に送り込み、ゲームアバターの立場で患者をカウンセリングしたいそうです。
“このプロジェクトを年内にも立ち上げる予定です。(中略)医師たちは白衣を着てゲーム内をうろつくわけにはいかないので、一般のプレイヤーと同じキャラクターを使うことになりそうです。”
専門家がWorld of Warcraftにログインするにあたり、月額利用料を免除したり割引できないか運営会社のBlizzardに既に問い合わせているというGraham氏ですが、医師はゲームをプレイするのが得意ではない問題もあると話し、現役のゲーマーから患者の“監視役”を雇うことも検討しているのだとか。
遂にオンラインゲーム世界の中に進出する医師たちは、MMO中毒者を救うことができるのでしょうか。コカインよりも危険と言われるくらいなら、もしかしてミイラ取りがミイラになってしまう可能性だってあるかもしれません……。(ソース: Telegraph: Addiction therapists signing up to World of Warcraft via GameSpot)