Intel傘下のHavokは、同社のHavok Spectrumを中心とする製品群について、マイクロソフトゲームスタジオヨーロッパ(MGSE)と包括契約を締結したと発表しました。これによりレア社やライオンヘッドなどのマイクロソフトの欧州で関係するチームは将来のゲーム開発においてHavok Physics、Havok Animation、Havok Behaiviorやその他のHavokツールを利用できる事になります。「Havok Spectrum」はHavokが提供する製品群の総称で中には、物理エンジンとして著名な「Havok Physics」、高速でフレキシブルなアニメーションを実現する「Havok Animation」、キャラクターとアニメーションを管理する「Havok Behavior」といったエンジンが含まれます。物理エンジンを中心に既に200タイトル以上で採用されています。レア社の開発部門トップを務めるSalvatore Fileccia氏はプレスリリースの中のコメントとして、同社が培ってきた独自プラットフォームの中にHavokの技術を統合していくと表明。これまでに使い慣れてきたプラットフォーム上に、常に最新アップデートされるHavokの技術を統合することで、レア社の目指すユニークで楽しい体験をより良く提供できるようになるとしています。また、ライオンヘッドでシニアプログラマーを務めるJoss Moore氏は同じくコメントで、導入決定の理由としてこれまでの長年の実績を挙げ、その厚いサポート体制も評価の一つだったとしています。マイクロソフトは先日、ゲームエンジンのEmergent Game Technologyとも包括契約を結んだと発表しています。
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