コーエーテクモホールディングスは、コーエーとテクモが経営統合してから最初の期となる平成22年3月期業績を発表しました。それによれば、売上高345億0200万円、営業利益6億4100万円、経常利益30億2300万円、純利益26億0400万円と、事前の予想を大きく上回る結果となりました。期末に発売した『北斗無双』や『信長の野望・天道』などの収益性の高いタイトルの出荷が好調だったこと、経費削減に務めた事が要因です。ゲームソフト事業では『北斗無双』の累計出荷が55万本に到達したほか、『信長の野望・天道』も好調でした。海外では『真・三国無双 MULTI RAID Special』や『DEAD OR ALIVE Paradise』も好評でした。今期も海外向けのコンテンツは拡充していく意向のようです。オンライン・モバイル事業では『モンスターファーム ラグーン』の正式サービスを1月より開始。一方で『BASTARD!! -ONLINE-などの不採算タイトルの整理を行いました。モバイル事業ではモバゲータウンでのサービスを開始。さらに『100万人の信長の野望』の開発にも着手し、ソーシャルゲーム分野でもプレゼンス拡大を目指します。その他、メディア・ライツ事業では「ネオロマンス・フェスタ 遙か十年祭」が単一イベントとして過去最大の4万人を超える観客動員を記録したほか、信長の野望や戦国無双、金色のコルダなどのシリーズをベースにしたイベントを積極的に展開しています。SP事業は堅調に推移。アミューズメント施設運営事業では既存店のテコ入れと同時に不採算店舗の閉鎖や合理化を進めています。今期は海外市場向けのオリジナルタイトルの開発を一層強化しつつ、マーケティングや営業活動に注力していくとしています。業績予想は売上高365億円、営業利益50億円、経常利益64億円、純利益35億円を見込みます。
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