ハドソンは、札幌医科大学准教授で理学療法士の金子文成氏と連携してリハビリテーション機器用ゲーム『キネステージ』を共同開発したことを発表しました。ハドソンのゲームがリハビリテーション機器に採用するのは今回が初めて。共同開発したゲームは、家庭用ゲーム機向けに開発・販売してきた釣りゲーム『めざせ!!釣りマスター』のプログラムを活用したものです。金子准教授のこれまでの研究成果を基に開発、アフィオが製造・販売している感覚運動機能検査練習装置『キネステージ』に搭載されます。これを患者のリハビリテーション用として病院等の医療機関に導入します。資料によると、『キネステージ』はバーチャルリアリティ技術を応用した力覚呈示により、粘性抵抗やバネ抵抗が仮想的に生成された状況下で様々な運動を行うことを実現した装置との事。主に脳血管障害の残った患者が感覚機能や運動機能を回復させるためのリハビリテーションを行う際、医師や理学療法士の指導の下で使用されています。今回の共同開発は、金子准教授が『キネステージ』で実施できるリハビリテーションプログラムをより多くの方に、より楽しく使っていただくために改良を検討した際、ハドソンのキャラクター育成歩数計『てくてくエンジェルPocket』のエンターテインメント性に着目したことがきっかけでプロジェクトがスタートしました。ハドソンは、「誰にでも簡単に楽しめる『めざせ!!釣りマスター』を搭載した『キネステージ』により、リハビリテーションを行う患者や指導を行う医師や理学療法士、セラピストが、これまで以上に楽しくリハビリテーションを継続できるようになることを期待しています」とコメントしています。
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