この発言は、英国のローカル新聞Lancashire Evening Postに掲載されたもの。若者のテレビゲーム中毒を取材した同紙が、地元のカウンセラーでセラピストでもあるSteve Pope氏にインタビューを行ったところ、以下のような回答があったそうです。
“テレビゲームに2時間を費やすことは、コカインのライン(粉の1ライン)を摂取するのと同等の高揚感を生みます。(中略)我が国ではゲーム依存症が急速に広まりつつあり、若者の精神に影響を及ぼすと同時に、肥満などの肉体的な問題も引き起こしています”
同人物は、テレビゲームを遊ぶために学校をずる休みしたり、ゲームソフトを買うために親から盗みを働く子供がいると指摘。依存症になった若者は暴力ゲームをプレイした後に現実でも同じことをする恐れがあると危惧しています。
また、ゲームやインターネットの依存症は子供だけの問題に留まらないと同氏。以下のような例を挙げています。
“今私が見ている家族は、74歳の祖母がオンラインポーカー中毒で、彼女の娘は270足もの靴を購入したeBayオークション中毒、さらに孫娘はFacebook中毒でした”
Lancashire Evening Postの記事では、実際にゲーム依存症だという少年やその家族の体験談も取り上げ、保護者などが使用を制限しなければならないとする専門家の意見を紹介しています。