米国のゲームメディア大手のIGN Entertainmentは、「Indie Open House」と題したインディーゲーム開発者向けのインキュベーションプログラムを開始すると発表しました。
「Indie Open House」では、サンフランシスコのIGNのオフィスが無償で提供されるほか、GameSpyのネットワーク技術の無償提供、GDC 2011でのブースデモ、ゲームパブリッシャーや販売店へのデモの機会、デジタル流通のDirect2Driveでの販売、IGN.comでのデベロッパーブログなど様々な特典が用意されています。さらにIGNとしては権利の一部やレベニューシェアなどを求める事もないとしています。
IGN EntertainmentのRoy Bahat社長は「インディーズだからといって独りである必要はありません」とコメント。複数のデベロッパーが入居することになる「Indie Open House」では他のデベロッパーとの交流や、IGNの編集者やGameSpyのゲーム開発に精通した技術者との交流がゲーム作りにとって非常に大きなものになると話しています。
Fox InteractiveグループのIGNでは、メディアサイトのIGN.comのほか、ネットワーク技術を提供するGameSpy、デジタル流通のDirect2Drive、FilePlanet、メタスコアのGame Stats/GamerMetricsなどゲームにまつわる様々な事業を行っています。インディーズゲームは非常に大きな注目を集めている分野であり、その分野でも存在感を示す狙いがあるものと思われます。