ゲームのデバッグなどを行うデジタルハーツは、ソーシャルメディアなどの監視業務やカスタマーサービス代行を行うイー・ガーディアンと業務提携を発表しました。具体的には、(1)サービスを相互提供することで主にソーシャルアプリの企画から運用段階まで総合的な支援サービスを行う (2)営業活動で相互協力し、新規顧客開拓や既存顧客の販路拡大を目指す としています。両社はこれまでも協力関係にあり、業務提携でこれを拡充したい考えです。ソーシャルアプリでは運営が成功のために決定的に重要なファクターとなっていて、ゲームを辞めた理由として14.2%が「運営に対する不満」、5.5%が「ゲーム内トラブル」を挙げています(メディアクリエイト「オンラインゲーム白書」)。このため、バグや不具合のない品質の高さや、配信後の不正行為や迷惑行為への対処、カスタマーサポートの充実が求められます。今後、両社はお互いのサービスを活用して、共同で取り組みを進めていくとのこと。デジタルハーツが提供するサービス】・企画コンサルティング、企画最適化支援 ・モニタリングサービス「DH EYE」 ・Facebookファンページ構築、運用 ・海外メディア PR支援 ・アプリデバッグ ・負荷テスト ・海外展開支援(ローカライズ、リンギスティック、音声収録など) イー・ガーディアンが提供するサービス】・運用業務設計 ・顧客動向調査、ペルソナ設計 ・顧客問合せ対応(ユーザーサポート) ・掲示板書き込み監視 ・サーバー監視 ・ゲーム内巡回 ・イベント運用 ・RMTなど不正調査 ・ファンページ運営代行 ・キャンペーン事務局
デジタルハーツは上期増益に転じるも株価軟調、スピンオフしたAGESTの収益改善が必要に【ゲーム企業の決算を読む】 2024.12.19 Thu 第2四半期で増益に持ち込んだものの、株価は反応していません。