ディー・エヌ・エーの発表した平成23年3月期の第3四半期累計期間の連結業績は、売上高807億7200万円(+178.2%)、営業利益403億5900万円(+252.6%)、経常利益401億4700万円(+244.4%)、純利益223億2800万円(+244.2%)と急成長を続けています。利益率は50%にも達しています。第3四半期は引き続きモバゲータウン事業が拡大し、ソーシャルメディア事業単体で255億1100万円の売上高を計上、うちアイテム課金やゲーム内課金、SAP広告、mixiアプリへのアプリ提供、リワード広告が大半の208億円を占めています。アバターや広告の伸びは鈍化しています。モバゲータウンの会員数は順調に伸びていて、「大人のモバゲー」を訴求したCM効果で30代以上のユーザーが増加しているとのこと。また、ヤフーとの合弁事業であるYahoo!モバゲーも、登録会員数は201万人(1月3日現在)、提供パートナー数は88社、タイトル数は149タイトルとなっています。年齢構成は10代 17%、20代 26%、30代以上 57%(1月3日現在)だとのこと。今後の戦略はX-border、X-deviceのより一層の推進が掲げられます。既に買収したngmocoによる世界統一プラットフォーム「mobage」を準備中のほか、サムスン電子との中期戦略的提携を発表済みです。X-deviceでは、スマートフォン向けの提供がスタート。現在iOSとAndroidのブラウザ版がスタートし、『怪盗ロワイヤル』を提供していますが、続く内製タイトルも2月以降投入していく方針。また、外部パートナーによる作品も2月からは提供されます。加えてngCoreによるアプリ版も4月以降提供開始されるとのこと。ディー・エヌ・エーでは通期の業績予想を上方修正し、売上高1130億円、営業利益555億円、経常利益553億円、純利益307億円としています。
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