最新の「Unreal Engine」はDirectX 11をサポートしていることが最大の特徴。「Samaritan」はその神髄を余すところなく伝えた数分間のデモです。GDCのEpic Gamesブースで行われたプレゼンテーションでは、リアルタイムで動作していることが示されました。当然ながら市販レベルの最高クラスのPCでしか動作しないものですが、これほどのものが購入可能な範囲のPCで実現されるとは驚きです。
肌の表現はサブ・サーフェイス・スキャッタリング(Sub Surface Scattering)やメッシュのテステレーション(Tessellation)という手法で描かれ、まるで本物の人間のようです。ライトの映り込みはイメージ・ベースド・リフレクション(Image Based Reflection)。奥のライトはBokeh―――ボケという被写界深度の拡張のような手法で描かれています。また、ディファードレンダリング(Deffered Rendering)を用いて数多くのレンズを描けるようにしています。レンズフレアの形はテクスチャでデザイナー主導で制作ができるようです。その他、髪が抜ける部分のアンチエイリアスや煙の表現、Nvidiaの新しい物理エンジンAPEXの採用(布の動きをリアルに再現)など見どころが多数です。
残念ながら映像はまだ一般には公開されていませんが、入手したスクリーンショットを掲載します。クリックするとオリジナルサイズに飛びます(かなり大きいので注意)。











