上場を目指していると伝えられていた、世界最大のカジュアルゲームメーカーPopCap。しかしTechCrunchは複数の買い手と売却交渉が進んでいると報じています。同誌は最も可能性が高かったプレイヤーとしてソーシャルゲーム最大手のジンガを指摘。しかしPopCap側は10億ドル以上を提示しているようで、ジンガはこれを嫌い降りたようです。PopCapの年間収益は1〜1.5億ドル程度と見られ、10億ドルは割高ではないかと考えられているようです。その他、考えられるプレイヤーとしてエレクトロニック・アーツ、ディー・エヌ・エー、中国のテンセントなどをTechCrunchは挙げています。10億ドルをポンと出せるゲームメーカーはそうそう居ないと考えると、プラットフォームホルダーになるのかもしれません。PopCapの『Bejeweled』『Zombie vs Plants』などのゲームはスマートフォンでも人気を集めているため、PopCapを手に入れればプラットフォームの戦いでは有利に駒を進められそうです。しかし10億ドルは高い、という印象は拭えません。
ソニーがKADOKAWAを買収協議中との報道―『エルデンリング』のフロム・ソフトウェアなど傘下企業にも注目、KADOKAWAは「当社として決定した事実はありません」とコメント 2024.11.19 Tue