調査会社のABI Researchの報告によれば、タブレットの分野でもAndroidがiPadからシェアを奪いつつあるとのこと。スマートフォンでは複数のメーカーから様々な種類の端末が発売されるAndroidが総数としてiPhoneを上回る状況が定着しましたが、タブレットでも今後そうした展開になる可能性があります。同社によれば過去12ヶ月のタブレット市場におけるシェアはiPadが80%、Androidが20%。サムスンの「Galaxt Tab」やHPの「TouchPad」など個別商品では弱いものの、合わせると力を付けつつあるようです。アナリストのJeff Orr氏は「個別にiPadに対抗するような製品はないが、合わせれば深刻な脅威になり得る」とコメント。ただし、現状のAndroid OSはまだタブレットには不足であり、エクスペリエンスの向上を図ることが更なるシェア奪取には不可欠としています。タブレット市場は2015年には1億2000万台の市場となると同社では予測しています。こうしたことから多数の参入が予測され、そうした場合の唯一の選択肢となるAndroidが否応なく注目されていくことになりそうです。
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