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ソーシャルマルチプレイヤーゲームを開発・プレイするための総合プラットフォームを提供するDuskが、新たな資金調達ラウンドで800万ドルを調達しました。GamesBeatほか、複数の海外メディアが報じています。
このラウンドはMakers FundとbyFoundersが主導し、キング・デジタル・エンターテインメント創業者の1人であるThomas Hartwig氏、PocketGemsのCEOであるBen Liu氏、KamkordのCEOであるAdi Rathnam氏らが名を連ねています。
Duskを設立したBjarke Felbo氏とSanjay Guruprasad氏は、『PUBG』と『Call of Duty』のモバイル版コンパニオンアプリである「Rune」を手がけたことでも知られる開発者です。
社と同じ名を冠するアプリ「Dusk」は、マルチプレイヤーゲームとともにボイスチャット機能、カスタマイズ可能なアバター、グループチャットなどのソーシャル機能が提供され、仲間たちとの交流とゲームの両方を楽しめるプラットフォームとなっています。
ゲーム開発者向けにはマルチプレイヤーゲームを制作できるSDKが提供され、遅延、ネットワーキングなどはSDKで適切に処理されるだけでなく、制作されたゲームはWebブラウザ、Android、iOSのクロスプラットフォームで動作します。
Duskは現在ベータ版として運用中で、インディーゲームスタジオによる50以上のゲームが実装済み。ゲームはいずれも好調で、Duskユーザーはこのアプリを通してすでに「5,000万分以上」のボイスチャットを楽しんでいるとのことです。
Duskがターゲットとするのは若い世代のカジュアルなゲーマーのようで、CEOのSanjay Guruprasad氏は以下のようにコメントしています。
既存のゲームプラットフォームは、PCやコンソールでプレイするハードコアなユーザーをターゲットにしていますが、 Z世代は、ボイスチャットで笑いを共有しながら、携帯電話で一緒に遊べる楽しくてカジュアルなゲームを求めています。
今回の資金調達は、モバイルでソーシャル・マルチプレイヤー・ゲームを構築し、プレイする方法に革命を起こすという当社のビジョンに対する投資家の信頼の証です。