本書は「そもそもKinectというセンサーはどういう仕組みなんだろうか?」 「Kinectを使ってどのようなアプリケーションやインタラクションが作れるだろうか」ということを知りたい人に向け、 OpenNI、Kinect for Windows SDK、libfreenectなどのドライバのセットアップからKinectを利用したアプリケーション開発のTips、さらに独創的な作品を作っているハッカー達のインタビューや国内外のハック事例紹介など 現在得られる最新のKinectハックの技術と発想を1冊に集約した書籍です。
第10章と11章の執筆を担当させていただきまして(共著となっていますが、全体の8割以上を西林さんが書かれており、たいへん恐縮です)、手前味噌ながら宣伝させてください。タイトルで条件反射的に「その手の本か!」と思われる方がいるかもしれませんが、中身は正当派のプログラミング書です。今、世界中で多数のKinectを用いたアプリケーションが開発されており、Youtubeやニコニコ動画などで、多くの動画が視聴できるのは、ご存じの通りです。本書はこうしたアプリケーションを作る上で必要な、さまざまなノウハウが記されています。KinectとPCを接続して、何かおもしろいことをやってみたい、という学生やプログラマに最適な一冊と成っています(ただし時期的な問題で、内容はOpenNIのプログラミングが中心で、マイクロソフトから配布されたKinect for Windows SDKは触れる程度となっています)。