ここ数年間、国内でも“ひきこもり”や“ニート”の問題と深い関わりがあるとして伝えられてきた“重度のMMOプレイヤー問題”ですが、ソニーがそんな問題を解消するような特許を2010年に取得していた模様です。海外サイトengadgetは、ソニーが2010年10月に取得した特許「オンラインコミュニティの成長を促す現実世界の集会の調整(COORDINATING REAL-WORLD GATHERINGS TO PROMOTE ONLINE COMMUNITY)」を発見したと報じました。これはその名の通りオンラインコミュニティを成長させるため、現実世界にてオンラインプレイヤー同士を出会わせることを狙ったビジネスモデル特許。“円滑に”プレイヤー同士が現実世界で出会えるような“報酬”や“誘因”を考える、具体的にはイベント計画やアプリケーションによる補佐などの考案手法をカバーしたものとなっているようです。特許文に掲載されている実装例としては、イベント参加者に報酬を与えるなど、オンラインマルチプレイヤータイトルを起用したイベントが記載。またさらにGPS対応ミニゲームや3G機能による位置情報の共有など、最新携帯型ゲーム機PS Vitaに搭載されているNearを思わせる興味深い一例も見ることが出来ます。なおビジネスモデル特許は、それ自体には拘束力が無く他の思惑や目的を持って取得されることも多く、今回の特許文中にも他社が上記例を利用することを制限するわけでは無いとの一文が明記されています。
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