新型ハードへ対策機能が搭載されるのではと噂され、今年に入ってから再び話題となっているゲームソフトの中古売買問題ですが、北米で新規展開を始めた中古ソフト専門のオンライン小売店EKGamingがこの問題に対し大胆な手法を試みているようです。公式サイトのショップ概要ページによれば、同サイトで販売された中古ゲームソフト価格の10パーセントはパブリッシャーに還元され、そのセールスデータも提供されていく予定なのだそうです。さらに中古ゲームソフトの価格自体もユーザーに配慮し、他社よりも20〜30パーセント安い値段で販売されていくとのこと。同ページには、EKGamingは“業界初のプロの中古ゲーム販売店”であるとも記載。他の中古ゲーム販売店が安い取引価格でゲーマーから、そして利益を還元しない事でパブリッシャーからアドバンテージを得ていると指摘し、また販売店側がこの姿勢を変えなければ、パブリッシャーやゲームハード開発側が物理メディアでの売買を規制することになると主張。出版社に利益を還元することが結果的にゲーム業界の「生命の輪」を作る手助けになるとしています。また同社のCEO Mike Kennedyは、パブリッシャーはゲーム開発のために記録的な額を費やしているとコメント。開発コストが増えれば新規IPやエキサイティングなゲーム技術などに挑戦するリスクが減ると述べ、パブリッシャー達と利益を共有したいと発言しています。
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