NCAA(全米大学体育協会、National Collegiate Athletic Association)は、EAスポーツとの間で交わしているカレッジフットボールに関するゲームライセンスの更新を行わないことを発表したと、海外メディアの「GameSpot」が伝えています。NCAAとEAスポーツとの間で交わされたビデオゲームの開発、販売を許諾するラインセンス契約は2014年6月に契約期限を迎え、これが更新されなければ最新作の『NCAA Football 14』を最後にしてシリーズが終了することになります。契約更新を行わない理由としてNCAAは、近頃再び増えつつあるカレッジフットボール選手たちとの肖像権訴訟に触れ、「訴訟に関わる費用を考慮すれば、契約を更新(して『NCAA Football』シリーズを存続)するのはNCAAにとって得策ではありません」と述べています。これを受けて、EAスポーツ福社長、Andrew Wilson氏は「わが社はカレッジフットボールを題材にしたゲームをNCAAの商標を使わずに今後も作り続けていきます」と語り、「我々とCLC(The Collegiate Licensing Company)との結びつきは固く、来年以降もカレッジフットボールを題材にしたゲームを発売しファンの期待に応えていきます」と、次世代機用に開発中といわれているフットボールゲームの制作を続行することを力説しました。この強気とも思える発言の背景には、たとえNCAAとの関係がなくなっても、大学や委員会と個別にライセンス契約を結び得る可能性が残されている事情もあるようです。果たして『NCAA Football』シリーズが終了するのか、あるいはまたタイトルを変えて実質的に存続していくのか、今後の展開に暫く目が離せそうにありません。
『Balatro』がギャンブル促進に使われることは許しません!遺言書にIP供与しないよう明記する感服の徹底ぶり見せる作者 2024.8.8 Thu 遺言書は専門の弁護士によって確認済みであることも自信たっぷ…
KLabの2024年度上半期は3割の減収、EAと共同開発の『タクサカ』の売れ行き次第で経営体制の変更もありえる?【ゲーム企業の決算を読む】 2024.8.26 Mon KLabの業績不振が鮮明になってきました。