つい先日、NCAAがEAスポーツの『NCAA Football』シリーズに関するライセンス契約を来年以降更新しない旨が報じられましたが、この件に通じている情報源がゲーム情報サイト「Joystiq」に伝えたところによれば、同シリーズはNCAAの商標を外し実質的に継続されるとのことです。NCAAとのライセンス契約は2014年6月に期限を迎えますが、EAスポーツがこれまでも同時に契約を結んでいた大学の商標や所有権などを一括管理する会社、The Collegiate Licensing Company(CLC) との契約を2014年7月から3年間延長して各大学の商標などの使用権を更新し、既に次世代機(PS4、Xbox One)向けに開発が進められているシリーズ次回作のリリースを目指していると伝えられています。タイトルからNCAAの表記は外されることになるものの、内容面からいっても事実上、シリーズが継続することになります。しかしながらこれまでとは違う点は、来年からのライセンス契約は非独占契約となる点です。これまでは同ジャンルのゲームを独占的に開発、販売してきたEAスポーツですが、来年7月以降はこの分野への他社の参入も可能となります。ちなみに昨年7月のEAスポーツの独占禁止をめぐる訴訟の判決によって、NCAAとのライセンス契約は来年もし更新されたとしても非独占的契約になることが予め定められていたという経緯もあり、関係者にとっては今回のこの一連の動きはある程度は予測できるものであったのかもしれません。ともあれ、ファンにとっては肝心なのはゲームの内容であって、次世代機のパワーアップしたゲームエンジンを駆使したシリーズ次回作でいったいどのようなカレッジフットボールの感動と興奮を味わえるのか、今から楽しみに待ちたいと思います。
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