EAの第1四半期は純利益3割減―『Apex Legends』は「成長軌道に戻りつつある」 | GameBusiness.jp

EAの第1四半期は純利益3割減―『Apex Legends』は「成長軌道に戻りつつある」

AAAタイトルをリリースするだけではなく、自社タイトルを中心に据えたオンラインコミュニティの構築にも引き続き注力します。

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EAの第1四半期は純利益3割減―『Apex Legends』は「成長軌道に戻りつつある」
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Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ)は2025年度1四半期の決算を発表しました。売上高は16億6,000万ドルで前年同期比13.7%減、純利益は2億8,000万ドルで前年同期比30%減となっています。

Net booking(繰延収益を踏まえた売上高)は12億6,000万ドルで、前年同期比で20%減少しましたが、予想の12億5,000万ドルをわずかながら上回りました。『Madden NFL 24』、『FC Online』、『FC Mobile』が極めて好調に推移したことが理由とされています。

今後の見通しとしては、第2四半期の純予約が19億5,000万ドル~20億5,000万ドル、通期では73億ドル~77億ドルに達すると予測されています。第1四半期後の7月19日にリリースされた『College Football 25』がローンチ初週に500万人のユーザーを獲得するなど記録的な立ち上がりを見せているほか、『Madden NFL 25』や『Dragon Age: The Veilguard』が勢いをさらに押し上げるとしました。

『Dragon Age: The Veilguard』は、独自アプリ「EA App」を導入する必要なくSteam版をプレイできることやYoutubeで公開された公式プレイ動画が400万再生を突破したことなどから注目度が高まっています。

そのほかの既存タイトルに関しては、前四半期に減少を見せた『Apex Legends』が成長軌道に戻りつつあると言及。『Battlefield』シリーズはこの1年でユーザー数が2,500万人を突破し、次回作は「EAの歴史の中でもっとも野心的なプロジェクトの1つになる」としました。

また、UGCを軸としたコミュニティの成長が「フランチャイズ全体を成長させる要因」となることを期待して、ロングランタイトル『Sims 4』に今後1年間で15回以上のアップデートを実施予定。

さらに、ゲームをプレイしてもらうだけでなく、そのゲームにまつわる動画などのコンテンツを視聴してもらうことでより豊かな体験を提供できるとし、大規模なオンラインコミュニティの構築にも引き続き投資していくとしました。

《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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