「ゲームの教育化ではなく、教育のゲーム化だ」とホーキンズ氏は説明します。学習を楽しくするのではなく、楽しいものを学習にする、という考え方です(ゲーミフィケーションではないと言う)。If You Can Companyが来月から基本プレイ無料で提供するゲーム(といって良いものか?)はゲームエンジンのUnityで開発。「教育ゲームと言えば2Dで地味なものというイメージを変える、3Dパワーと素晴らしいビジュアルで直感的な体験を提供していく」とのこと。
If You Can Companyはホーキンズ氏が作り上げた「EA Sports」と同じモデルで作られたそうです。すなわち、餅は餅屋ということです。ジョン・マッデンのようなプロに協力を仰ぎ、ルールブックに基づき、選手の統計データを獲得し、最新のゲームテクノロジーとUIで楽しめるものにする。そして同じフレームワークで横展開をしていく。If You Can CompanyにはEAのベテラン開発者、教育的な仮想空間として知られる『Moshi Monster』のリーダー、教育の専門家たちが集っているといいます。
まずはiPad向けに来月から提供されるというこのゲーム。レシピの核心には触れられませんでしたが、登場したものを見てみたいところですね。将来的には他のプラットフォームへの展開も想定されているようでした。「Now is the time=いまでしょ!」という力強い言葉もありました。どんなものになるのでしょうか。楽しみですね。
《土本学》