ヤフーグループでデータセンター事業を行うIDCフロンティアは、モバイル向けのプラットフォームサービス「ネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gaming」を提供すると発表しました。
モバイルで汎用的に利用される機能をサービスとして提供するこうした商品はmBaaS(Mobile Backend as Service)と呼ばれ、専門業者があるほかクラウド事業者が提供するケースもあります。大半のmBaaSはモバイルの汎用機能、例えばプッシュ通知やソーシャル連携、データストレージなどをカバーしますが、「ネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gaming」は特にゲームに特化したmBaaSである点が特徴です。
グルーヴノーツ社は次のようにコメントしています。「株式会社グルーヴノーツはネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gamingの提供を歓迎いたします。当社は、これまで大手コンソールベンダーに向けてゲーム専門のクラウドサービス「GSS」を提供してまいりました。しかし昨今スマートフォンゲームの主流がネイティブアプリケーションへ移行するにつれ、幅広いゲーム開発者からクラウドサービスを要求されるようになってきました。今回IDCフロンティア様と共同でサービス展開を行なうことにより、インフラからゲームに求められる機能レベルまでを一貫して提供することが可能となるだけでなく、サーバー機能の提供から運用までをトータルに支援することにより、幅広い企業が活用できるサービスが完成します。ゲーム制作者はよりゲームに集中できるだけでなく、スマートフォンとゲーム専用機にまたがる幅広く柔軟なクラウドサービスを活用することで、より豊かで楽しいゲームが数多く生み出されることに貢献してまいります。」
《土本学》