株式会社モブキャストが、韓国事業から戦略的撤退を行うと発表した。これにより同社連結子会社で韓国オフィスであるmobcast Koreaは解散及び清算または売却される。モブキャストは2013年にオンラインゲーム開発を手掛ける株式会社エンタークルーズを買収し(過去記事はこちら)、同社の社名をモブキャストイーシーに変更し、それに伴いエンタークルーズの韓国子会社であるEnterCrews Koreaもmobcast Koreaに変更した。それ以降、mobcast KoreaではSNS「mobcast」の韓国版の運営や日本で開発されたモブキャストの提供タイトルの韓国版の配信を行なってきた。しかし韓国のネイティブゲーム市場においては、日本で制作・開発されたゲームに対するユーザーニーズの乖離が大きく、ヒットタイトルを生み出しづらい状況であること、またユーザー獲得単価及び課金に対するユーザーのハードルが高く、広告の費用対効果も小さいことから、投資回収及び採算性を確保していくことが困難であるとの判断に至ったという。なお、撤退の時期は年内を目途に確定する予定で、この撤退に伴い特別損失(事業撤退損)として6億7136万3000円を計上している。
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