
ゲーム攻略サイトの明暗が分かれました。
GameWithは減収、Gunosyの完全子会社ゲームエイトは大幅な増収となったのです。最大手2社の成長のカギを握るのが海外攻略。一歩先を進んでいたゲームエイトは、円安効果も相まってGameWithのメディア事業の売上高に肉薄する水準にまで成長しました。
GameWithは中期経営計画を発表し、英語版の強化を掲げました。7月10日には資本業務提携を行ったデジタルハーツホールディングスの子会社デジタルハーツソウルと共同で、韓国におけるマーケティング戦略の強化も打ち出しています。ゲーム攻略サイトの勢力図と戦略に違いが生じてきました。
GameWithは赤字転落ギリギリの水準に
GameWithはプロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming(現在はDetonatioN FocusMe)」の運営会社DetonatioNの買収や、NFTゲーム『EGGRYPTO(エグリプト)』をリリースするなど、ゲーム攻略サイト以外の事業にも力を入れてきました。
メディア事業が主力であることは変わりませんが、2024年5月期(2023年6月1日~2024年5月31日)の売上構成比率は65.1%で、eスポーツ・エンタメが23.7%、新規事業が11.2%となっています。
そのため、メディア事業は6.8%もの減収となりましたが、会社全体では0.4%と微減に留めました。事業ポートフォリオを拡大し、リスクヘッジを行っていたのです。