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Rikard氏は「VRは世界の全てを変える可能性がある。HTCはこのVR業界におけるエコシステムを作り、ここにいる皆さんがスーパースターになる環境を作る」と講演をスタートし、技術だけでなく、独自に立ち上げたマーケットプレイス(Viveport)による販売環境の充実、コンテンツの開発体制(Vive Studios)、さらにはVRへの投資を促進するファンド(Vive X)など多面的な展開を推し進めていくと話しました。
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技術の面からは「HTC Vive」という製品の周りに、様々なセンシングやフィードバックの仕組みを導入していきます。アイトラッキングによる目の追跡、パプティクスフィードバックによる振動の導入、そして重要な事は「Viveが年内にはワイヤレスになる」(Rikard氏)ということです。
販売環境も整いつつあります。HTCが独自で作った「Viveport」では新しいSDKでアプリ内課金が導入されます。サブスクリプションも導入され、6.99ドルで厳選された5タイトルが毎月楽しめるという仕組みが作られました。開発者からの期待も高まっているようです。
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GDCでの数字
販売を広げるという意味では、既に世界で1000箇所以上のVR体験施設が作られているそうですが、HTC自身も「Vive Land」というブランドで台湾展開をスタートしています。モバイルVRではアリババ(中国)とのパートナーシップで「Viveport M」と呼ばれるモバイル向けのポータルも始まっています。
VRを巡る新しい動きも次々に発表されています。HTCとワーナー・ブラザーズはアーネスト・クラウンの小説「Ready Player One」(原作の日本語タイトルは「ゲームウォーズ」)を舞台にしたVR映画をスティーブン・スピルバーグ監督を起用し2018年3月30日に公開することを発表しています。
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また、国連の進める持続的開発を支援するためにHTCでは共同で「VR for Impact」という取り組みを実施。VRという体験を通じて、貧困・不平等・気候変動といった諸問題への理解を向上させる取り組みに支援を行っていきます。「真実を否定するのではなく、理解し行動するための取り組み」と話すと会場からは喝采が送られていました。
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最後に「SpaceVR」として、宇宙開発ベンチャーであるSpaceXと共同で、VRカメラを搭載した世界初の人工衛星を打ち上げると予告。会場ではその人工衛星も披露されました。Rikard氏は最後に改めて「一緒に世界を変えよう」とのメッセージを伝え、大いに会場を沸かせました。
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