IOC(国際オリンピック委員会)は、ドイツ・ローザンヌにて行われた五輪サミットにて、いわゆる“e-Sports”の五輪競技化に向けて、前向きに検討を行う旨を発表しています。ロイターやBBCなどの報道によれば、声明では「競争型の“e-Sports”はスポーツ活動とみなすことができ、伝統的なスポーツの選手に匹敵する強度で準備やトレーニングを行うことができる」と、“e-Sports”の価値を認める旨を発表。「サミットでは、“e-Sports”は特に各国の若者の中で急成長を見せており、オリンピックの動きに参加するためのプラットフォームを提供できることに同意した」としながらも、以前の、IOC代表トーマス・バッハ氏発言と同様、オリンピックの規則や規制の遵守を保証する“e-Sports”の国際連盟の不足を指摘しました。また、「IOCがオリンピックスポーツとして認めるには、“e-Sports”の内容がオリンピックの価値を侵害してはならない」として、多くの“e-Sports”タイトルに含まれる表現内容を問題視するとみられる内容も課題点として挙げられています。