日本×『Dead by Daylight』!国内展開は今後どうなる?
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――昨年の東京ゲームショウではマシューさんが来日し、Twitchステージをはじめとしたイベントも開催されたことから、日本のコミュニティは大きな盛り上がりを見せました。モバイル版リリースの折に類似のイベントを開催する予定はありますでしょうか?
マシュー検討中です。昨年のイベントは大変エキサイティングな催しになったため、何かやりたいとは考えていますが、まだ詳細は決まっていません。詳細が決まり次第、お伝えしたいと思っています。
アレクサンダーまた、同じくまだ検討中の話題ではありますが、展開にあたって様々な「コラボレーション」を考えています。
――その「コラボレーション」について、具体的にお伺いしてもいいですか?
アレクサンダー(日本語で)まだ言えません(笑)。日本のファンにより楽しんでいただくために、コラボレーションというのは大変魅力的だと考えているため、様々な可能性を検討しています。まだ決まったものはなく、アイデアを巡らせている段階です。
――なるほど(笑)。ここまで「日本」と「コラボレーション」に関する話をしてきましたが、例えば"貞子”のような日本で生まれたキャラクターとのコラボDLCを望んでいる日本人プレイヤーも数多くいそうですよね。
マシュー実は、ファンの皆様より私達のほうがそのようなコラボを実現したいと思っているため、色々な協議を進めていますよ!ただし、ゲームには既にアイコニックなキャラクターが多数登場しているので、昔よりライセンスキャラクターに対する要求水準を上げているんです。そうした水準を満たす"有名どころ”であればぜひ積極的に実現したいと考えています。ですから、そういった非常に有名なキャラクターにはこちらから招待状を送りつけていますね。
チャプター12でリリース予定の新スキンを公開しました!どんな新スキンが登場するか気になる方はぜひご覧ください。 #DeadbyDaylight #DbD #ピッグ #タップ刑事 #レイス #フェン・ミン #ハントレス #ドワイト #ゴーストフェイス
— 【公式】Dead by Daylight (@DeadbyBHVR_JP) 2019年6月13日
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――コラボといえば、先日ライセンスキャラクターの1人である「ピッグ」の新スキンが公開されましたが、今後もライセンスキャラクター向けのスキンを含む新要素をリリースする予定はありますでしょうか。
マシュー勿論あります。プレイヤーからの要望も増えているため、どんどん対応してバラエティを豊かにしていきたいと思っています。
――新キラーといえば、先日最新キラーとして「ゴーストフェイス」が登場しましたが、同キラーのトレイラー映像は『DbD』に珍しいコミカルな表現を多分に含むものでした。どういう狙いで、コミカルな演出になったのでしょうか。
マシュー「ゴーストフェイス」はキラーの中でもコメディ性の高い雰囲気とマッチするものと考えたため、「ゴーストフェイス」自身が自らの凶行を面白がっていたり、楽しがっていたりするということを表したくてあのような映像にしました。我々は、シリアスな描写には幾度もトライしてきましたが、ホラー映画の中にはユーモアを含む作品もたくさん存在するため、そういった軽妙さを取り上げつつ、キャラクターの怖さを表現したいと思ったことも理由として挙げられますね。
――なるほど。今年度は「ゴーストフェイス」の他にも残り3つの新チャプターが待ち構えていますが、これらについて可能な限りで構いませんのでその方向性やテーマを教えていただけないでしょうか?
マシューまだ秘密です(笑)色んなサプライズや新規の発表がありますが、出来るだけ長く自分たちのもとに秘めておいて、それから発表したいと考えています。
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――先日日本のコミュニティマネージャーが誕生し、国内向けのコミュニティ体制もかなり整ってきた『Dead by Daylight』ですが、今後この体制をさらに拡大する予定はありますでしょうか。
アレクサンダーはい。同じコミュニティと言えども、モバイルとPCではそれぞれチャンネルが分かれているため、日本だけでなく全世界のコミュニティで色々な発信を可能にしていきたいと考えています。
――『Dead by Daylight』はアップデートのたびにバグが生まれる、と言われることが少なくありません。モバイル版の場合、アプリ向けに新しくゲームを再構築する、というイメージで開発が進んでいると思いますが、バグを減らす工夫などは行っていますでしょうか?
アレクサンダー回答が難しい質問ですが、我々はPC/コンソール/モバイルを一体として考えており、とにかくゲームが円滑に進み、クラッシュを起こさず、不具合も起こさないよう、テクニカルな面に注力することでみなさんが快適に遊べるようにしたいと考えています。ゲームバランスに関しては3ヶ月ごとに新キャラクターが登場する都合上、どうしてもパーフェクトに事が進まないことも多々ありますが、それに対するフィードバックが頂けることは非常にありがたいことであると捉えていますし、厳しい意見もファンの情熱の現れだと考えています。フィードバックが寄せられた意見をフィックスするという点では実績を残せていると思うので、引き続き完成度を上げていきたいですね。
――最後に、Game*Sparkの読者に向けたメッセージをお願いします。
マシュー日本のハードコアなゲーマーの皆さんに『Dead by Daylight』を楽しんで頂けて大変光栄です。日本で求められる水準は非常に高いため、数ある作品の中からプレイしてもらえることは非常に名誉なことであると考えています。
アレクサンダーモバイル版の開発にあたり、PC版コミュニティの皆さんからサポートを頂けたことに感謝したいと思います。モバイル版ではPCで気に入って頂けた内容がいつでもどこでも遊べるようになっているため、リリースを楽しみにお待ちください!
――ありがとうございました!
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先日ニンテンドースイッチ版のリリースも発表され、PC、現世代の全コンソール、そしてモバイルでもプレイが可能になる『Dead by Daylight』。すぐに実現というわけではなさそうですが、クロスプレイについても前向きなコメントがありました。また、今回インタビューに応じてくれたお二人も「日本は重要なマーケット」と話しており、グッズなど更なるIPを活用した展開も検討しているということで、4年目を迎える作品のこれからにも注目です。