
アプリマーケティング分析を行うAdjustとApp Lovinは、2023年におけるモバイルアプリのトレンドをまとめた「モバイルアプリトレンド 2024」を公開しました。
レポートはフィンテックアプリ、ゲームアプリ、eコマースアプリの3部構成となっています。レポートの全容はこちらからダウンロードできます。
モバイルゲームがゲーム市場総売上の49%を占める
2023年、世界ゲーム市場の総売上904億ドルの49%をモバイルゲームが占めました。同年のモバイルゲームへの消費者支出は前年比2%減の1,070億ドルとなりましたが、中国以外の国・地域では4%増加しています。
全世界消費者支出の上位10タイトルは、『キャンディークラッシュ』、『王者栄耀』『ROBLOX』、『ロイヤルマッチ』、『Coin Master』、『原神』、『ガーデンスケイプ』、『Monopoly GO!』、『ポケモン GO』、『Game for Peace』でした。
もっとも視聴されたモバイルeスポーツタイトルは『モバイルレジェンド: BanBang』で、視聴時間は5億3,016万時間でした。『PUBG』の1億3,516万時間がそれに続きます。
第4四半期のインストール/セッションは前年比で7%増
2023年のモバイルゲームのインストール数は全世界で2%減少、セッション(アプリ利用時間/滞在時間)は7%減少しました。
地域別に見ると、セッションはEMEA(欧州・中東・アフリカ)が9%ともっとも減少し、インストール数は北米で6%減少しました。LATAM(中南米)はこうした世界のトレンドに逆行しており、インストール数が7%増、セッション数は1%増となっています。
しかし、第4四半期のインストール数を前年同期比で見るとAPAC(アジア太平洋)は3%増、EMEAは12%増、LATAMは19%増、北米は6%増といずれも上昇傾向に。第4四半期を見ると、インストール数は前年同期比で7%増となりました。
インストール数をジャンル別に見ると、アクションが18%、ハイパーカジュアルが14%、パズルが14%、カジュアルが9%、スポーツが8%となっています。セッションでもアクションが27%ともっとも大きく、パズルの12%、スポーツの12%、ボードゲームの7%、カジュアルの6%と続きます。