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高級ファッションブランドBurberryは、モバイルMOBA『Honor of Kings(王者栄耀)』に登場するキャラクター「ヤオ」のコスチュームを手がけ、そのデザインを公開しました。
今回のコラボコスチュームはBurberryの最高クリエイティブ責任者Riccardo Tisci氏によりデザインされました。「スピリット・オブ・ネイチャー」をテーマに制作されたコスチュームで、素材にはBurberryの創業者Thomas Burberry氏が開発した、織目がきつく丈夫で着ている人を外敵から守る「ギャバジン」が採用されているとのことです。
このようなファッションブランドとゲームのコラボは過去にもありました。2016年には『ファイナルファンタジーXIII』の主人公ライトニングが「ルイ・ヴィトン」のモデルに起用されています。
e-Sports業界で人気のある世界最大級の無料オンラインタイトル『リーグ・オブ・レジェンド』では、「ルイ・ヴィトン」や「AAPE BY *A BATHING APE」など数多くのファッションブランドとパートナー契約を結んでいます。最近では、『あつまれ どうぶつの森』内のマイデザインを使用して、様々な企業が独自のデザインを公開したり、「ジェラート ピケ」とコラボした商品が発売されました。
これまでゲームとファッションには離れたイメージがありました。しかし最近ではe-Sportsの普及やストーリーマーなどプレイヤーの露出が増えたこと、ファッションブランドとゲームのコラボ増加など、ゲーマーとファッションブランドとの関係が変化しています。
これは普通のスポーツとファッションブランドの関係に似ており、ゲーマーとファッショブランドの親和性が高く、広告を導入する価値があることを意味しているのではと考えられます。昨今のファッションブランド参入は、ゲーム業界が世間に認知されてきたことを表しているのではないでしょうか。