
スクウェア・エニックスと中央大学は、同大学の国際情報学部にて、「特殊講義(ゲームプランニング)スクウェア・エニックス協力講座」を開講すると発表しました。
本講義は、2018年12月にスクウェア・エニックスと中央大学との間で締結した「人的・知的資源の交流と活用を図る連携協定」に基づいて開講。2021年9月より、教養豊かな国際的人材の育成を目的に、国際情報学部の開講科目として、スクウェア・エニックス現役社員陣による13回の講義が実施されるとのことです。
特殊講義(ゲームプランニング)スクウェア・エニックス協力講座
スクウェア・エニックスと中央大学は、教養豊かな国際的人材育成を目的として2018年に締結した、人的・知的資源の交流と活用を図る連携協定(以下「協定」)に基づき「特殊講義(ゲームプランニング)スクウェア・エニックス協力講座」(以下「本講義」)を開講します。
本講座は2021年9月より、国際情報学部の開講科目として実施いたします。
中央大学 国際情報学部は、国際社会が抱える情報の諸課題を多角的に分析・解明した上で、その問題の解決策を論理的に構築し、国際社会に受容される情報サービス・政策を実現できる人材の養成を目的とし、「『情報の仕組み』と『情報の法学』の融合」を理念に掲げ、2019 年 4 月に開設された学部です。
本講座は、ITや映像制作・AI等のコンテンツ開発技術という「情報の仕組み」と、世界市場での事業展開に不可欠な法規制・文化慣習への対応という「情報の法学」の両側面より、デジタルエンタテインメント業界のリーディングカンパニーであるスクウェア・エニックスの知見を盛り込んだ実務的かつ多面的な内容です。
プログラミングやグラフィックといったゲーム開発固有の専門知識だけでなく、ローカライズ(翻訳と異文化対応)や人工知能、映画制作の視点からみる映像ディレクションなど、バラエティに富んだ講義を、スクウェア・エニックスの現役社員が13回にわたり展開します。講義概要詳細(予定)
- 内容:ゲーム業界の歴史や歩み
時代によって異なるゲームプランニングの技術的・ビジネス的背景- 内容:コンシューマーおよびF2Pのゲーム制作フロー
コンシューマーおよびF2P(Free-to-play)のゲームを例に- 内容:選ばれ方を想像する仕事、プロモーションとその役割
『ドラゴンクエスト』シリーズを例に- 内容:ゲームプランニングの職種と基礎
職種別理解とゲームプランニングワークショップ- 内容:ゲームプログラミング
時代別・ジャンル別のトレンドや最先端テクニック解説- 内容:ゲームプロジェクトにおける映像制作とアートディレクション
ハイエンドCGの役割や、映画制作の視点を交えたアートディレクション解説- 内容:ゲームにおけるサウンドの創造と役割
独自性の高いゲーム内のサウンド「創造」とその制作過程- 内容:ゲーム開発における品質管理とは?
開発工程全体における品質管理(検査)の理解- 内容:翻訳だけじゃない!?ローカライズの七不思議
翻訳に留まらない「異言語・異文化対応」の重要性と業務の実態- 内容:ゲーム開発における研究開発の概要
必要性とシーズ・ニーズ、基礎・応用の観点にもとづく分類と具体例- 内容:デジタルゲームにおける人工知能の概要
キャラクターの自律的意思決定やメタAIなど、現代ゲームにおける人工知能の全体像- 内容:ゲームのITインフラ
基本構成から運用プロセス、コストまで、設計・開発における視点の解説- 内容:プラットフォームの変遷から見るゲームビジネス
F2Pやサブスク(定額制)など遊び方の変遷・マルチメディア展開など