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先日、『グランド・セフト・オート・バイスシティ』や『グランド・セフト・オート サン アンドレアス』など『GTA』シリーズ旧作における複数のModプロジェクトが、ロックスター・ゲームスの親会社テイクツー・インタラクティブからのDMCA申請により停止・削除されるといった騒動が起きましたが、テイクツーのCEOであるStrauss Zelnick氏が本件に言及しました。
投資家向けの電話会議の中で質問を受けたStrauss Zelnick氏は、「柔軟に対応する」と述べつつ「経済が脅かされたり、悪質な行為があった場合には削除通知を出す」と答えたといいます。
しかしながら、本件を報じた海外メディアからは「(古いゲームの)HDテクスチャパックがゲームの経済をどう脅かすのか」といった声が上がっている他、より影響のありそうな『グランド・セフト・オートV』のMod「FiveM」(※)に対しては何もしていない点などが指摘されています。
(※)カスタマイズされた専用サーバーでのプレイを可能にする『グランド・セフト・オートV』用のマルチプレイヤーMod。
過去に『グランド・セフト・オートV』の有志Modツール「OpenIV」がテイクツーからの要請で公開停止になった際は、コミュニティからの大きな反発を受け署名運動が起きるほどの騒動となり、最終的にロックスター・ゲームスが「シングル向け非商用Modには基本不干渉」との姿勢を明らかにしていました(「OpenIV」も再公開)。
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果たして今回はどのような結末を迎えるのでしょうか。なお、現在Steamでは『グランド・セフト・オートIII』、『グランド・セフト・オート・バイスシティ』、『グランド・セフト・オート サン アンドレアス』、『グランド・セフト・オート IV』のセールが実施中です(8月13日まで)。