気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、DU&I開発、PC向けに11月1日にリリースされた犬パズル『Dogs Organized Neatly』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、様々なポーズをした犬を回転させ、マスをピッタリと埋めていくシンプルなパズルゲーム。前作の『Cats Organized Neatly』では猫でしたが、本作は犬を使った80のパズルが用意されています。日本語訳は前作に引き続き、山口貴大氏（@staxarax）が担当しているとのことです。
『Dogs Organized Neatly』は、295円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか？
Simone&Josef皆さんこんにちは！SimoneとJosefです。2人でドイツでゲームを作っています。一本のゲームを選ぶと言うのはと～っても難しいのですが、私たちがよくプレイしているのはMMOゲームや（和やかな）パズルゲームですね。
――本作の開発はなぜ始まったのですか？
Simone&Josef私たちのスキルに残念ながらプログラミングはありません。そのため、私たちはあまり知られていないゲームエンジンを使い、プログラミングを学ぼうと思いつきました。学ぶと言う目的のためにも、まずはすでに存在するゲームシステムを真似るのが良いと思いました。当初、リリースする予定はなかったのですが、私たちの親友が本作のプロトタイプを見ると、しっかりと完成させて、Steamでリリースした方がいいよと言ってきたのです。
私たちだけで本作を完成させるには、まだプログラミングスキルが足りないので、友人の1人を雇うこととし、仕上げをしてもらいました。
――本作の特徴を教えてください。
Simone&Josef本作はとてもシンプルです。元々学習用のプロジェクトだったこともあり、複雑なシステムはなく、アートスタイルや全体の雰囲気に力を入れています。そのため、他のパズルゲームとの違いと言えば、おそらく登場する猫（前作）や犬の種類、そしてそれらのバックグラウンドストーリーですね！
――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか？
Simone&Josef短く、ゆったりできる体験を求めている人をターゲットにしていると言えるでしょう。他のことをやりながら、毎日2、3個のパズルを解く、なんて言うのも良いかもしれません。また、現実逃避できる和やかな環境を求めている人にも良いでしょうね。特に今は新型コロナで大変ですので。
――本作が影響を受けた作品はありますか？
Simone&Josefはい！Things Organized Neatlyというインスタアカウントが存在します。当初、私たちはこのようにペン、カップ、書類などを整理するゲームを作ろうと思っていました。しかし、最終的には猫（前作）でいくこととなったのです…なぜなら…猫が嫌いな人なんていないですもんね？（笑）
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？
Simone&Josef幸運にも、本作の開発において新型コロナの影響はまったくありませんでした。私たちはパンデミック以前から自宅で作業をしていましたので、何も変化はなかったのです。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか？
Simone&Josefはい、私たちのゲームが配信されているのを見るのはとても嬉しいです！実際、私たちは自分たちのゲームの配信をたくさん見ていて、時にはわからない言語のものも見たりしていますよ。その雰囲気や笑い声を聞くだけで、とても嬉しくなります！配信する際には、Steamページへのリンクも載せていただけると大変嬉しいですね。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Simone&Josef日本のゲームコミュニティのおかげで、日本は本作の売り上げトップ5に入っています。これを機に、皆さんのサポートへの感謝を伝えさせてください！とても嬉しく思っており、今後も私たちと一緒にこのワイルドな旅路を進んでいっていただけますと幸いです。
――ありがとうございました。
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
