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本格化に伴い、国内に留まらず世界中のゲーム関係者が巻き込まれたウクライナ侵攻。本日に至るまでGame*Sparkでは、国内外を問わず企業からインディー、時には個人の動向をお伝えしてきました。
ロシアによる同国への介入はウクライナ東部紛争(2014)の親ロシア派支援から始まり、2021年にはプーチン大統領が自ら論文「ロシア人とウクライナ人の歴史的統一について」を執筆してウクライナ国境の正当性に疑問を投げかけるなど、今回の軍事的侵攻は長らく続く両国対立の延長線上に存在するものです。
日本時間3月7日、ロシアとウクライナが3回目の停戦交渉に臨みましたが、双方共に条件とする要求が壁となり実現には至っていません。長らく設置の目途が立たなかった人道回廊も9日に漸く合意に達し、トルコ政府の仲介で侵攻が始まってから初の外相会談の開催が決定するなど、不透明ながらも事態は動き続けています。
国内外のゲーム業界が影響を受けているウクライナ戦火、本メディアの中でも関連度の高い記事と共に、第3回停戦交渉時までの経緯を振り返ってみようと思います。紹介順は記事掲載日に準じているため、ソースとなった報道と日付に誤差があることをご了承ください。
2022年2月3日:ロシアの動きが活発化し始める
国際社会の出来事
有名『FFXIV』ストリーマーがウクライナ脱出を決意―ゲーム内ファンコミュニティも全力サポート
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ロシアによる侵攻が始まる約3週間前、ウクライナ・キエフ在住の『ファイナルファンタジーXIV』配信者Zeplaさんは自身の動画にて、悪化する国際状況に対する不安を打ち明けました。彼女は一刻も早く国外に避難したい思う一方、同居するペットを他国に連れ出すための書類手続きが難航していとし、当面は日課である日本語の勉強と配信を続けることで戦争の恐怖から逃れていることを話しています。
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