2022年3月1日:ロシア・ウクライナによる第一回停戦交渉が行われる
国際社会の出来事
インテルとAMDがロシアへの半導体販売を停止―経済制裁はゲーム業界にも影響与える
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ゲーム業界ではウクライナ支援の潮流が生じていた反面、国際社会ではロシアに対する経済制裁が行われていました。ロシアの侵攻開始直後、アメリカは軍事目的に利用できるチップの輸出を制限。その結果、インテルとAMDがロシアへの半導体販売を停止し、翌日には台湾半導体メーカーのTSMCも同調する意向を示しました。
また、YouTubeではロシア国営メディアなどの収益化を禁止する一方、ロシア当局によるFacebookやTwitterの利用制限も報じられています。金融方面に関しては、27日にSWIFT(国際銀行間通信協会)からロシア銀行が排除されました。Steamの売上の支払いが同協会システムに依存しているため、ロシア国内のデベロッパーの多くが売上を受け取れない状況となっています。
インテルとAMDがロシアへの半導体販売を停止―経済制裁はゲーム業界にも影響与える2022年3月2日:ロシア軍がウクライナ市街地への攻撃が激化する
国際社会の出来事
Bohemia Interactiveがウクライナへの人道支援を目的とした「Arma 3 Charity Bundle」を販売開始―『Arma 3』本編&人道支援学ぶDLCがセット
反戦ゲームとして評価が高い『This War of Mine』のチャリティは国内外で注目を集めましたが、ミリタリーゲーム最高峰として謳われる『Arma 3』でもチャリティが開始されました。開発・発売元であるBohemia Interactiveは、人道支援をテーマにしたDLC「Arma 3 Laws of War」をゲーム本編と併せてバンドルとして販売し、その収益を全て人道支援団体へ寄付することを発表しています。
また、記事中では取り上げていませんが侵攻が始まった頃、SNSなどでは本作のプレイ動画を使ったフェイクニュースが拡散されていました。この件に関して同社は注意喚起をすると共に、メディアと連絡を取り合いファクトチェックに協力していることを明かしています。