アメリカ・メリーランド大学にて、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を用いた工学部の講義が開設され、定員の2倍を超える受講希望者が集まるなど注目を集めています。
◆実際にゲーム内でビークルをデザインし機械工学を学ぶ
同大学のライアン・ソチョル教授が考案したこのコースでは、学生らはチームに分けられ、各グループにニンテンドースイッチ本体と『ゼルダの伝説 ティアキン』、プロコントローラーが配布され、課題に取り組みます。
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『ゼルダの伝説 ティアキン』で主人公・リンクが持つ能力「ウルトラハンド」では、オブジェクトや動力を持つアイテム同士を自由に接続することが可能であり、ユーザーが自由の乗り物や機械を生み出します。クリエイティビティを刺激し、それを実現することができるゲーム作品なのです。
これを活用したこのコースでは、ゲームを通じて機械設計の基礎を学び、学生は変形可能かつ生物にインスパイアされた水陸両用ビークルをデザインし、クラスで競い合います。
ライアン・ソチョル教授は、『ゼルダの伝説 ティアキン』を「ロボットの設計、試作、テストの経験を積む良い機会」とし、機械設計が魅力的でやりがいがあり、エキサイティングなものであることを伝えることができると話しています。
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メリーランド大学では当面の間はこの“ゼルダコース”が設けられるようです。