世界のゲーム企業において、2024年6月だけで630人以上の関係者が職を失い、今年に入ってからの累計が少なくとも1万1,000人におよぶことが分かりました。海外メディアのGame World Observerが報じています。
2024年6月に実施された規模の大きいレイオフの例としては、Sumo Groupの約250人、Behaviour Interactiveの95人、Gameloftの90人、Avalanche Studiosの50人、VRChatの約50人などが挙げられます。また、Ubisoft Torontoも33人をレイオフしたと報じられました。
人数の根拠とされているものは、レイオフに関する報道を元にした集計を行っている「Game Industry Layoffs project」です。
したがって、上記の数字は正確なものではありません。報道はされたものの詳細な人数までは公表されなかったケースや、小規模スタジオでは報道そのものがなされず未公表でレイオフが行われている可能性なども考慮すると、実態としてはより多くの関係者が職を失っていると考えられます。
また、Game Industry Layoffs projectは2022年から集計を行っており、2024年1月から6月までのレイオフ数である約1万1,000人は、2023年を通してレイオフされた推定人数(約1万500人)をすでに上回っていることも指摘されています。