2024年10月1日、HK HERO ENTERTAINMENTのグループ会社のeスポーツ企業VSPOは、ブランドを「Hero Esports」に変更し、新CEOにDanny Tang氏が就任したことを発表しました。

この変更は、VSPOの組織改編と戦略調整に伴い、新ブランド「Hero Esports」は、国際戦略とブランドの一貫性を強化するためのもの。また、グローバル市場でより親しみやすく、覚えやすいブランドを目指しているとのことです。
創業者のDino Ying氏はCEOを退任し、取締役会実行会長に就任。Ying氏は今後、国際機関と連携し、次世代eスポーツコンテンツの開発に注力していく予定です。
新CEOに就任したDanny Tang氏は、VSPOの共同創業者で、これまで最高財務責任者(CFO)およびグローバル戦略の総括責任者を務めてきました。Tang氏は豊富な金融業界での経験を持ち、VSPOの戦略策定とグローバル市場への拡大において重要な役割を果たしてきたといいます。
Hero Esports(旧VSPO)は2016年の設立以来、アジア最大のeスポーツ企業に成長し、年間7,000回以上のeスポーツ大会を運営、オンラインで8億人を超える顧客を抱えています。また世界14ヶ所にオフィスを持ち、8つの最先端eスポーツスタジアムを運営しています。
同社はオリンピックeスポーツウィーク、eスポーツワールドカップ、アジア大会などの国際規模の大会運営に携わっており、テンセントやKRAFTONなど世界トップのゲーム企業と協力し、人気eスポーツリーグを主催してきました。
またHero Esportsは中東市場への進出にも積極的で、サウジアラビアのSavvy Games Groupが主要な投資元の一つとして参加しています。この戦略的投資により、同社はアジアを超えて、グローバルなeスポーツ企業としての地位をより一層強化するとしています。