世界的シェアを持つMMORPG、World of Warcraftで知られるBlizzard。そのゲームデザイン部門のエグゼクティブVPであるRon Pard氏が、MMORPGのコンソール(ゲーム機)への展開にともなう困難について語っています。1. 入力デバイスWorld of WarcraftのようなMMOを移植しようとしたとき、それをどうやって遊ぶのか? キーボードとマウスを持ってくる? ゲームパッドにすべての操作を割り振る?2. ハードディスクMMOはもともと多くの容量を必要とする上に、常に新しいコンテンツがリリースされる。コンソールではハードディスクのほとんどを食う上に、Xbox 360のようにハードディスクが無い場合もある。3. 認証プロセスとパッチマイクロソフトがアップデートや認証プロセスの高速化を目指しているのは分かるが、どんなに早くなっても、自分たちでそれをやるより速くなるということはない。我々は自身のサーバーにアップロードするのだから。4. ビジネスモデルマイクロソフトもソニーも売り手に対し、その機種で発売するための手数料を請求する。もし月額課金のMMOを発売するなら、彼らはその課金分の何割かも欲しがりそうだ。それは障害とならざるをえない。氏は、MMOをコンソールで発売することに関し、障害はたくさんあるが、それらは次世代ゲーム機ではより簡単に克服できるとも考えています。また「基本無料・アイテム課金」制のMMOがアジアを中心に普及することについて「我々はまずゲームをつくり、それからそのゲームに合うビジネスモデルを決める」「まずどんなゲームをつくりたいか? それが決まってからそれでどのように収益を上げるかを考える」と述べ、昨今の形式先行の無料オンラインゲームの拡大に苦言を呈しています。(ソース・イメージ: Industrygamers via examiner)
スローライフMMO『Palia』開発元Singularity 6が従業員の約35%となる49人をレイオフ―残った開発者も「はい、私は怒っています」 2024.4.8 Mon 1日の間にSlackから次々と消えていくのを見ていたそうです。