米国の調査会社NPDグループは2009年8月の米国販売データを発表しました。前年からの売上の低下は止まらず、8月は前年比-16%の9億872万ドル(約826億円)。ハードウェアは2億9760万ドル(約270億円)で前年比-25%。ソフトウェアは4億7030万ドル(約427億円)で前年比-15%となっています。■ハードウェア売上(NPDグループ調べ、Gamasutraまとめ)ニンテンドーDS、ニンテンドーDSi:552,900Wii:277,400Xbox360:215,400プレイステーション3:210,000PSP:140,300プレイステーション2:105,900ハードウェアの売上台数は前月と比べて微増の傾向。ニンテンドーDSシリーズは53万→55万、Wiiは25万→27万と2万台ずつ伸びています。大きく増えたのがプレイステーション3。12万→21万と躍進を見せています。プレイステーション3は8月中旬に100ドルほど値下げしており、これが功を奏した模様。薄型プレイステーション3は9月に発売されており、更なる増加が期待できそうです。■ソフトウェア売上(NPDグループ調べ、Gamasutraまとめ)1. Madden NFL 10 (EA Tiburon), Xbox 360 - 928,0002. Wii Sports Resort (Nintendo), Wii - 754,0003. Madden NFL 10 (EA Tiburon), PS3 - 665,0004. Batman: Arkham Asylum (Rocksteady, Eidos/Square Enix), Xbox 360 - 303,0005. Batman: Arkham Asylum (Rocksteady, Eidos/Square Enix), PS3 - 290,0006. Madden NFL 10 (EA Tiburon), PS2 - 160,0007. Dissidia: Final Fantasy (Square Enix), PSP - 130,0008. Wii Fit (Nintendo), Wii - 128,0009. Mario Kart Wii (Nintendo), Wii - 120,00010. Fossil Fighters (Red Entertainment, Nintendo), NDS - 92,000アメフトゲーム、アメコミ原作ゲームがトップ10の半分を占めるという、実に北米らしいランキングとなっています。注目株はアメフトゲーム『Madden NFL 10』。発売約2週間でXbox360、プレイステーション3、プレイステーション2版がそれぞれランクインし、3機種合計で175万本を売っています。Wii版も同時に発売されているのですが、トップ10に入っていないのが興味深いところ。スポーツゲームユーザーはHD機中心ということなのでしょうか。『Batman: Arkham Asylum』はXbox360、プレイステーション3の2機種がトップ10入りで59万本。こちらは約1週間での数字ですから、来月に本数を伸ばすかどうかが注目されます。任天堂ゲームは『Wii Sports Resort』(50万→75万)、『Wii Fit』(16万→12万)『マリオカートWii』(15万→12万)の定番3本。『Wii Sports Resort』は『Madden NFL 10』の勢いにトップこそ逃しましたが本数的には大きく伸びており、今後も期待。注目のフィットネス『EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム』(EA Sports Active)はトップ10圏外となりました。唯一のニンテンドーDSゲームは『ぼくらはカセキホリダー』(Fossil Fighters)。約2週間でのランクインで、ティーン向けが強いニンテンドーDS市場の特性を示す結果となりました。
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