今年は3D元年と言われ、家庭のテレビやゲームにも3D立体視が登場してきます。しかしながら、表現方法によっては目が疲れるなどの体への悪影響も懸念されています。これを受け、政府と業界が作る団体「3Dコンソーシアム」は安全指針案をまとめたということです。朝日新聞が伝えました。3D立体視は、左右の眼に異なる映像を見せることで実現します。物が浮き出たり、奥行きがあるように見えますが、実際には焦点は画面に合っているため、動きが大きい映像では疲れや不快感があると指摘されています。指針案では、映像制作者、メーカー、視聴者に向けて以下のポイントを挙げています。【映像制作者向け】・立体感を強調しすぎない・2台のカメラの色や上下のずれを少なくし、撮影タイミングをしっかり合わせる【メーカー向け】・左右の映像が反対側の目に「もれる」割合を小さくする・画面のちらつきを少なくする【視聴者向け】・画面が二重に見えたり疲れを感じたりしたら見るのをやめる・顔を傾けず、画面の正面、適切な距離から見る・子どもの視聴には特に気をつける指針は経済産業省が検討委をもうけて議論し、年度内にも国際標準化機構(ISO)への提案を行い、国際規格作りを目指すとしています。既にゲーム業界でも各社が3D立体視について独自のノウハウの研究を始めていますが、包括的な指針は期待されるところです。
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