主にMySpace向けにゲームを展開するソーシャルゲームメーカーのPlaydomは、同業で米国カリフォルニア州Palo Altoに拠点を置くHive7.comを買収すると発表しました。この所、トップのZyngaや2位のPlaydomを中心に中堅メーカーの買収が相次いでいます。Hive7.comは2005年に創業。Facebook、MySpace、Beboなどに『Knighthood』『Youtopia』『Kick-Off』『Sindicate』といったタイトルをリリースしてきました。今後はPlaydomと同じくマウンテンビュー(ここにはアップルの本社も)に移転して、次なるタイトルの開発に着手するとのこと。買収金額は明らかにされていません。Playdomは過去4カ月に既に4社を買収していて、これで5社目。先週には約30億円を新たに調達しています。多くのベンチャー企業が参入しているソーシャルゲームですが、勝ち組による寡占化が進んでいくのでしょうか。PlaydomのJohn Pleasants CEOは「我々のスタジオは強固に構築されていて、Hive7のようなスタートアップが加わったとしても混乱を生じる事はありません。我々のイノベーティブなセントラルサービスやビジネス開発機能と結びつくことでHive7は更に深く人々を楽しませるゲームの開発に集中することができるでしょう」と述べています。ソーシャルゲームは家庭用ゲーム機などと比較して開発の初期コストが抑えられるため、ベンチャーによる参入が活発な一方、常に改善のサイクルを回していくノウハウやデータの蓄積が、既に成功している企業への求心力になるとも指摘されています。
ソニーがKADOKAWAを買収協議中との報道―『エルデンリング』のフロム・ソフトウェアなど傘下企業にも注目、KADOKAWAは「当社として決定した事実はありません」とコメント 2024.11.19 Tue