オートデスクはゲーム開発向けのライティングミドルウェア「Beast」やMaya向けのプラグイン「Turtle」を開発するIlluminate Labs(イルミネートラボ)を買収したと発表しました。金額は非公開。ミドルウェア「Beast」については引き続き提供を行っていく一方、Mayaプラグインの「Turtle」は他の製品に組み込む形で展開していくとしています。オートデスクでメディア&エンターテインメント事業部のゲーム部門のバイス プレジデントを務めるマーク・スティーブンス氏は、「Illuminate Labsの顧客と従業員がオートデスクに加わることを嬉しく思います。技術面での進歩はゲーム業界にとって非常に重要な要素です。オートデスクは、ゲーム開発者が最新のパイプラインを活用し、競合への優位性を一層高めることを積極的に支援しています。ワークフローの構築や多くの問題の解決にかかる時間を短縮し、ユーザがクリエイティブな時間をより多く費やせるようにしたいと考えています」と述べています。「高度なライティングソリューションは、ゲーム開発者が思い描く世界の実現を支援し、ゲームのデザインやストーリー性をさらに高めます。ライティングはゲームの情景を洗練させ、ムードや空気感を創り出し、ゲームに命を吹き込み、プレイヤーをゲームへと誘います。Illuminate Labsが提供するライティング技術とゲーム開発者を念頭に置いたワークフローは業界でも最先端の技術です。 これらはオートデスクのゲームミドルウェア製品を補完します」オートデスクではキャラクターアニメーションを実現するミドルウェア「Autodesk HumanIK」とAIのミドルウェア「Autodesk Kynapse」を提供しています。Illuminate LabsのCEOであるマグナス ウェナーホルム氏は、「BeastとTurtleは、わずか数年間のうちにインゲームライティングで確固たる地位を確立しました。 ソニー・コンピュータエンタテインメント、任天堂アメリカ、THQ / Heavy Ironなどの大手ゲーム開発元が、これらのツールを採用し、ゲームでより高度なビジュアル品質を実現しています。 オートデスクでの技術開発の機会を楽しみにしています。今回の合併はオートデスクとIlluminate Labsの双方の顧客に有益だと確信しています。」と述べています。
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