米国のビデオレンタルチェーン最大手のブロックバスター(Blockbuster)は22日、ニューヨークの連邦破産裁判所に連邦破産法第11章(チャプター11)の適用申請を行いました。一時代を築いた同社ですが、ネットレンタルの普及から不振が続き経営破綻は時間の問題と見られていました。同社の社債の多くは著名な投資家であるカールCアイカーン氏が保有していて、同氏が主導して債務の圧縮が行われる見込み。ブロックバスターの各店舗での平常通り続けられますが、再建の過程で世界で約6500店舗の削減は避けられないでしょう。ブロックバスターは1985年にテキサス州ダラスにて創業し、ビデオやゲームのレンタルで急成長しました。一時はバイアコムの傘下にありましたが再独立。同業を買収しながら成長を続け、ビデオレンタルで世界最大手となり、メーカーに対しても非常に大きな影響力を持ちました。しかし近年、Netflixに代表されるネットレンタルや宅配レンタルの影響で業績が悪化していました。今年に入り複数の企業と提携を模索しましたが、実らず、破産申請となりました。銀行団は約1億ドルのつなぎ融資に合意しており、当面の資金繰りには問題がないとのこと。激しい競争にありますが、優位性もあります。NetflixなどのオンラインレンタルがDVDの発売から28日後のレンタル開始という制約を受けている一方で、ブロックバスターは即日レンタルが可能という契約を結んでいます。また、21世紀フォックスなどは支援を継続する声明を出しています。「我々の長い関係は非常に大きな存在となっていて、今後も継続されるでしょう」と21世紀フォックスのSimon Swart副社長はコメントしています。日本ではネットレンタルがまだまだ主流ではありませんが、普及していったとき、今のレンタルビデオチェーンはどのような存在になっていくのでしょうか。
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