レーティングを取り扱ったセッションは、MicrosoftのZeb Wedell氏が「Leveraging Geopolitical Content Review & Worldwide Age Ratings Submissions」と題して行ったものです。家庭用ゲーム機での炎上、回収騒ぎは少なく見積もっても70タイトルはあり、それらを鑑みるとレーティング対応だけでは潰すことのできない問題が多数存在し、回収のようなトラブルを回避するには、地政学的な諸問題をクリアしておかなければなりません。
ゲームが起こしたトラブルで著名なものでは「イスラム教に対する不適切な表現があった」として、発売後まもなく全世界で回収となったXbox用ソフト『格闘超人』が挙げられます。また、パキスタン軍をネガティブに描いたとしてパキスタンで回収となった『Call of Duty: Black Ops 2』のように特定の地域で問題が噴出する場合もあり、販売エリアのゲームファンはもちろんのこと、ゲームファン以外の層にも誠意ある対応をすることが重要であるとのことでした。