スクウェア・エニックス・ホールディングスは、平成28年3月期第1四半期(4月1日~6月30日)決算を発表しました。それによれば、売上高は422億8200万円(+12.0%)、営業利益は79億1200万円(+56.1%)、経常利益は95億4300万円(+96.5%)、純利益は59億9900万円(+76.0%)でした。セグメント別に見ると、ゲームを中心に取り扱うデジタルエンタテインメント・コンテンツ事業では、顧客のライフスタイルにあわせた、家庭用ゲーム機・携帯ゲーム機含む、PC、スマートデバイスなど多様化する利用環境に対応。スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツにおいて、ブラウザゲーム『戦国IXA(イクサ)』やスマートフォンアプリ『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』『スクールガールストライカーズ』『ファイナルファンタジー レコードキーパー』『乖離性ミリオンアーサー』どが引き続き好調に推移しています。また、多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーXIV』および『ドラゴンクエストX』の各追加ディスクの販売・運営が好調に推移しました。家庭用ゲーム機向けタイトルでは、新作タイトルの販売が前年同期と比較して減少するも、ダウンロードなどによる過去に発売したタイトルのリピート販売が好調とのこと。二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っているライツ・プロパティ等事業では、『ファイナルファンタジーXIV』の追加ディスクの発売に伴い、自社コンテンツのキャラクターグッズの販売が増加。また、サウンドトラックなどの販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めているとしています。■平成28年3月期第1四半期 セグメント別売上高・デジタルエンタテインメント事業:302億9700万円(81億9100万円)・アミューズメント事業:84億7500万円(9億4000万円)・出版事業:26億4800万円(6億5700万円)・ライツ・プロパティ等事業:11億6400万円(4億2000万円)・調整額:△3億4400万円(△22億9600万円)・四半期連結損益計算書計上額:422億8200万円(79億1200万円)平成28年3月期は、8月27日発売のニンテンドー3DSソフト『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』の発売を皮切りに、スマートフォン・家庭用ゲーム機など多様な環境を巻き込みながら『ドラゴンクエスト』シリーズ30周年に向けたさまざまなコンテンツ配信を予定しています。海外では積極展開されていなかった同シリーズの海外展開も強化される模様で、これらが業績にどのように影響するのかにも注目です。
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