世界中のユーザーによって日々作り出されていく大小様々な創造性豊かな建物たち。Mojangが作った『マインクラフト』は人々のインスピレーションを開放した偉大なツールとなりました。一方、3D空間の中で物を作るという事については慣れが必要で、もっと良い方法が無いかどうか考えた方も多いかもしれません。カーネギーメロン大学でコンピューターサイエンスの博士号を取った、南アフリカからの移民二世であるSteven Schkolneもその一人。同氏が率いるVain MediaがHTC ViveとOculus Rift向けに開発している『3dSunshine』はVR空間の中での『マインクラフト』を実現したツールです。VRLAで展示されていたデモは簡単なチュートリアルから始まりました。HTC Viveを被って、落ちているブロックにカーソルを当ててトリガーを引いて掴んだり、離したり。ブロックの配置はとても簡単で、空間内に置かれたパネルから「設置」「除去」「移動」の選択肢を選んだ後、「設置」であればブロックの種類を選択してから、置きたい場所にカーソルを持っていき(=腕を伸ばして)、トリガーを引くだけ。「除去」も消したいブロックにカーソルを持っていって、トリガーを引くだけ。とっても簡単で、直感的です。「移動」で積み上がったブロック全体を掴んで、別の場所に持っていったり、複数のブロックの塊を1つに繋げたり、自由自在です。筆者が試したところ、最初はHTC Viveの2つのコントローラーを使った操作に慣れる必要がありましたが、ほんの2・3分もすればかなり自在にブロックを積み上げられるようになりました。まるで現実世界でレゴを組み上げていくかのような感覚で、VR空間内にブロックを積み上げていくことができました。VRのこの手のツールはまだ操作感がこなれてないパターンもありますが、『3dSunshine』は秀逸な出来と言えます。でもやっぱり『マインクラフト』がこんな風なツールを用意してくれたら完璧なんだけどなあ、という方に朗報。『3dSunshine』で制作した建物は『マインクラフト』で使えるデータをエクスポート出来るそうです。現在、Steamにて早期アクセスが実施中ですので、チェックしてみてください。『Tilt Brush』がVRでのクリエイションツールの素晴らしさを実証したのと同様に、『3dSunshine』も3Dでのモノ作りはVR空間内が最適だということを示しているように感じました。
GENDAは来期M&Aなしでも売上1.5倍の見通し、ゲームセンターから総合エンタメ企業へ進化するか【ゲーム企業の決算を読む】 2025.1.6 Mon ゲームセンター運営GENDAの急成長に拍車がかかっています。