◆最初はフェイタルラッシュ! その次は……!? 格闘ゲーム初心者へのアドバイス
――新システムのブレイクブローとブレイクホールドについておうかがいします。どのような発想で採用されたのでしょうか。
新堀発想の原点は『オーバーウォッチ』のアルティメットアビリティや『Destiny』のスーパースキルなんです。私はFPSが笑っちゃうくらいヘタなのですが、こういう"ゲージをためて発動する必殺技"のようなものがあるとわかりやすいですし、対戦で勝てなくてもこれさえ当てられれば「一矢報いてやった!」と思えるんです。
それに、もし相手に当てられなかったとしても、こういうゲージはそれ自体がそこにあるだけで「自分にもやれるんじゃないか?」と考えられる希望になりうると思ったんです。僕がそうでしたから。それならば『DOA6』にも採用してみようか? いや、でもなぁ……と逡巡を繰り返して「これならいける!」と確信を得られたのが、今のブレイクブローとブレイクホールドです。
――新システムではフェイタルラッシュもハデで、かつ簡単に出せる攻撃になっていて、プレイヤー層の拡大に意欲的なのが伝わってきました。とはいえ、この攻撃も万能ではありません。発売はまだ先になりますが、格闘ゲームに不慣れな人がフェイタルラッシュ中心の戦法から一歩先へ進むためのアドバイスをいただけますか?
新堀CPU戦の一番低い難度「ルーキー」は"ボタンひとつを押しているだけでも勝てる"ように調整していますので、フェイタルラッシュだけでも楽しめると思いますが、その一歩先に進まれたい場合は「自分の出すフェイタルラッシュはなぜヒットしないのか」に思いをめぐらせてみてください。
相手にガードされてしまうのでしたら、投げや下段攻撃が有効です。先に攻撃されてフェイタルラッシュを思うように出せないときは、ガードやホールドでしのぐ、という選択肢があります。そうやって、少しずつ使うボタンを増やしてみてください。私たちも今、格闘ゲームに不慣れだけど本作を遊んでくださるみなさんをサポートできるようなシステムやモードを実装できないかと考えています。
ネットで検索したりするといろいろな攻略情報が出てくると思いますが、それにとらわれず、自由に遊んで、自由に上達してくださったらうれしいです。十人十色の上達の仕方ができるのが、格闘ゲームの大きな魅力のひとつだと思っていますので。そして、すべてのボタンを使えるようになったらいよいよ"読み合い"の世界に入ります。読み合いも楽しいですよ!
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――フェイタルラッシュは上段攻撃ですから、相手をよろめかせたあとに中段の浮かせ技を匂わせて中段ホールドを誘うと当てやすそうですね。
新堀シリーズを遊んでくださってますね! 3D対戦格闘ゲームの上段攻撃って、なんとなく中段攻撃より弱そうなイメージがありませんか? 実は、そんなイメージを払拭するために強力な上段攻撃を作ってみようか、という発想から生まれたんです。これをうまく使えれば、中段攻撃もより強力な選択肢になりますよ。
――TGS2018現在に発表されている14キャラの中で、初心者にもおすすめのキャラを挙げるなら誰でしょうか。
新堀やっぱりかすみですね。作品の主人公という意味も含め、最初に遊んでほしいキャラです。あと、あやねもおすすめしたいです。早くて、強くて、かっこよくて、かわいいですよ! かすみより使いこなすのが大変かもしれませんが、最初から使いこなそうと気負わなくていいと思うんです。もしそう思ってくださったら、その瞬間からあなたは初心者卒業です!
――今後、新規キャラも発表されるかと思いますが、前作以前から続投しているキャラにはどの程度手が入っていますか?
新堀キャラによってまちまちではありますが、現時点ではほのかとエレナに大きく手が入っています。まだチーム内で「ああでもない、こうでもない」と模索している段階ですので、最終的には他のキャラにもっと大きく手が入っていることもあるかもしれませんが。
◆北米ではディエゴが大人気!
――TGS2018に先駆け、8月3日から5日にかけてラスベガスで開催された格闘ゲームの大会「EVO 2018」内の「DEAD OR ALIVE EVO Showdown 2018」で本作を出展されましたが、海外プレイヤーたちの反応はいかがでしたか?
新堀EVOというだけあって"ガチ勢"が多くいらっしゃいましたが、そんな方たちに好意的な反応を示していただけたのは幸いでした。本作は『DOA5』よりもクリティカル時のやられ時間を短くして立ち合いを重視したデザインになっているのですが、そんなところを気に入ってくださった方が多いようです。
キャラはディエゴの人気がすごかったですね。「かっこいいし、使いやすくていいね!」と"刺さった"方が多かったようです。「こういう衣装も作ってくれ!」なんてお声もいただきました(笑)。かすみもさすがの人気でした。メインの衣装をスタイリッシュな感じに仕上げたのも、いい方向に作用したかもしれませんね。
――本作でプレイヤー層がさらに広がるのを期待しています。それでは最後の質問として、ダメ元でおたずねします。リリース時のキャラ数は25人ということでよろしいでしょうか!?
新堀それは本当に聞いてはダメなやつ……! お答えしたら、私が広報さんからにらまれてしまいます(笑)。そう思わせる情報もあったかもしれませんが「解釈の仕方はみなさん次第です」ということでお願いします!
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