「東京ゲームショウ2024」出展社受付を開始―グローバル化の推進、展示スペースの見直しなど発表【TGS2024】

2024年2月29日、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会（CESA）は「東京ゲームショウ2024（以下、TGS2024）」の開催発表会をオンラインで行いました。

TGS2024は2024年9月26日（木）から29日（日）までの4日間にわたって開催予定。現地会場、公式番組、バーチャル会場によるハイブリッド開催で、26日と27日は業界関係者や招待客を対象とするビジネスデイ、28日と29日が一般公開日となります。また、今年のテーマは「ゲームで世界に先駆けろ。」に決定しました。

TGS2023の実績

昨年のTGS2023は4年ぶりに幕張メッセ全館を使用しての開催となり、出展社数、小間数、出展タイトル数、参加国・地域が過去最高を記録。主催側の想定を上回る約25万人が来場しました。

また、国内外を問わず出展社・来場者の反応もよく、アンケートによると70～80％が「満足した」と回答。次回開催（TGS2024）への出展・来場にも前向きな回答をしたとのことです。

TGS2024の特徴

さらなるグローバル化の推進

昨今のインバウンド需要を拾うべく、さらなるグローバル化を推進。日本のみならずアジアの各主要都市で出展社へのアピールを継続しつつ、来場者も積極的に誘致。海外の旅行代理店と連携したツアーも計画されています。

ハイブリッド開催と展示会場の最大・最適化

現地会場は昨年に引き続き幕張メッセ1～11ホール、国際会議場、イベントホールの全館を使用。さらにTGS2023では公式スタジオを設置していた11ホールも展示スペースとして開放し、ステージの配置も見直すことで出展可能な小間数を拡大します。

また、バーチャル会場の「TOKYO GAME SHOW VR」は「TOKYO GAME SHOW Digital World」に改称。それにともない開催期間が拡大され、現地会場の開催に先立つ9月20日から10月6日まで開催されます。昨年に引き続き、公式番組の配信やSteam上での特設サイト設置も実施されます。

昨年に続き国内外のインフルエンサーを誘致

国内のみならず、東アジアから中東までの各国・地域を代表するインフルエンサーを公募。グローバルでの情報拡散力強化を目指します。昨年に続き、来場したインフルエンサーが拠点として活用できるクリエイターラウンジも設置されます。

AIソリューション提供企業の出展枠を新設

一般展示、スマートフォンゲームコーナー、AR/VRコーナー、eスポーツコーナーなどの既存12コーナーに加え、TGS2024ではビジネスデイの2日間のみビジネスソリューションコーナー内に「AIテクノロジーパビリオン」を新設。コンテンツ開発ツールや生成AIなど、ゲームコンテンツに関わるAIテクノロジーのショーケースとなります。

出展社への取材・試遊依頼を会期前に行えるシステムを構築

TGS2024では、プレスやインフルエンサーが出展社への取材・試遊の依頼を会期前に行えるシステムを新たに構築予定。出展社と取材陣がつながりやすい環境を整えることで、ビジネスパーソンやゲームファンへの情報拡散力向上を目指します。

「ゲームで世界に先駆けろ。」をテーマとする東京ゲームショウ2024は2024年9月26日（木）から29日（日）にかけて千葉・幕張メッセ全館で開催予定です。開催発表会の実施をもって公式サイトがオープンし、出展申込も始まっています。